箱根山噴火の最新情報や現在の状況今後の可能性や被害の範囲についてまとめました
気象庁は30日、箱根山(神奈川県)の大涌谷(おおわくだに)周辺の想定火口域で、
ごく小規模な噴火が発生したと発表しました。
それに伴い同庁は、箱根山の噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から3(入山規制)に引き上げました。
「今後も火口域から半径約1キロの範囲で、小規模な噴火に伴って噴石が飛散する可能性がある」と警戒を呼び掛けているそうです。
これからの観光シーズンを前に地元の不安は広がっているようです。
また気象庁の最新情報によると、噴火は大涌谷の想定火口域で29日に見つかった新噴気孔で発生したそうです。
また火山灰とみられる噴出物が噴気孔周辺で盛り上がっているのを確認するとともに、
最大で約50メートルの範囲で直径30センチ程度の噴石のようなものもあったということです。
これはまだ本格的な噴火が起こる前段階なのでしょうか?
現在の状況は比較的落ち着いているようですが。
今後の可能性について調べてみました。
箱根山の大涌谷(神奈川県)で6月29日夜から30日の間に発生したごく小規模な噴火について、専門家は現時点で大規模噴火につながる可能性は低いとみているそうです。
想定された範囲内の現象と分析しているが、観測史上初の噴火のため、今後の予測は難しいということですが。
ではなぜ現時点で大規模噴火につながる可能性は低いとみているのでしょうか?
また頻発していた火山性地震は大丈夫なのでしょうか?
火山噴火予知連絡会の藤井敏嗣会長は、今回の噴火の規模について「箱根山の活動史から見て非常に小さいことは間違いない。
この程度の現象なら、5月に起きていても不思議ではなかった」と話しているそうです。
大涌谷では蒸気井のパイプから火山性の蒸気を取り出し、地下水を加えて温泉を作っている。
このパイプから噴き出す蒸気が最近、減ったように見えたとの報告があるという。
パイプの出口がふさがるなどして、蒸気が新たな出口を探し、噴き出した可能性があると藤井会長はみているとのこと。
また気象庁も最大で震度3を観測。気象庁は6月20日の深さ約5キロを震源とする地震を契機に、「物質が地上に上がってくるような現象が起こったと解釈できる」と説明しています。
ただ、マグマの上昇は確認されていないため、水蒸気噴火の可能性が高いとしているそうです。
それって蒸気の噴出孔が詰まったので、ちょっとした爆発が起きたということですか?
そんなもんで済むのでしょうか?少し心配です。
それでは万が一大規模噴火が起こった時の被害の範囲について調べてみました。
箱根山は地質調査によると12世紀後半~13世紀に大涌谷付近で噴火が起きた後、噴火は確認されていないそうですが箱根山は過去の噴火を見ると必ずといってよいくらい爆発的な噴火をおこし山鹿崩れてしまうような噴火になっているようです。
ですから箱根山のカルデラ内に住まれている方は、突然噴火されたりすると壊滅的な被害をこうむることになるでしょう。
また過去の噴火を見てみると火砕流が今の横浜まで行ったというような記録も残っているそうです。
しかし、箱根山は富士山と同様、最も火山としての研究が進んでいる山だそうです。
前述したとおり火山学者も気象庁も今のところそこまで大きな噴火に至る事は想定していないようです。
安心していいのかわかりませんが、今は、気象庁の指示に従いいつでも避難できる体制をとっておくことが一番の防災だと思います。
今後も箱根山には注目していきましょう。
念のため確認しておきましょう。